小5算数

【小5算数】「割合」の問題 どこよりも簡単な解き方・求め方

「Aさん、バスケットのシュート上手だな」

「Bさんも上手いけど、どっちの方が上手なんだろう」

算数では、こんな時

「どちらの人がよくシュートを成功するか」を

計算で求めることができます

この時に使う考え方を「割合」と言います

「割合」には、下の2種類の数(量)が出てきます

  • もとにする量
  • 比べられる量

そして「割合」の意味は

「ある量(数)をもとにして、

 比べられる量(数)が

 もとにする量の何倍にあたるかを表したもの」です

この言葉を覚える必要はありません

言葉にすると難しく感じるので

実際に問題で見ていきましょう

もとにする量と比べられる量

この問題の

比べられる量…シュートが入った数

もとにする量…シュートの本数 です

割合=比べられる量÷もとにする量

という公式はありますが、

これも覚える必要はありません

「割合」の問題で

「かけ算」か「わり算」どちらの式を使うかで

迷ったり、間違えてしまうことがありますが

ノートのように

割合の問題は

文章から「かけ算」の式を作ることが大切です

百分率と歩合

「果汁100%のジュース」

「野球の打率 2割7分4厘」などを

聞いたことはありませんか

これらは「割合」を表すもので

  • 「%」…百分率(ひゃくぶんりつ)
  • 「割(わり)分(ぶ)厘(りん)」…歩合(ぶあい)

と言います

まず、左の表で

「小数(整数)」と「歩合」と「百分率」の

関係をまとめました

最初は、問題をやるときに

この表を見ながら練習してみましょう

練習問題

文章題を解く時の大切なことは3つです

  • 「は」を「=(イコール)」にする
  • 「何」を「□」にする
  • 「割合(百分率・歩合)」を「小数」にして「倍」をつける

そこから「かけ算の式」を作ることです

⑷は、最初の文章では、

少し「かけ算」の式を作りにくいので

文章の形を変えています

割合の文章題

  1. 文章から、分からない数(量)を□にする
  2. 割合(百分率・歩合)を小数にする
  3. □の入った「かけ算」の式を作る
  4. □を求めるために「かけ算」か「わり算」で求める

□を求める時に

「かけ算」か「わり算」の

どちらを使うかを考えましょう

原価 定価 売価 利益とは

左の図は

魚屋さん、漁師さん、魚を買いにきたAさん、Bさん

の「魚とお金の流れ」を表したものです

まず、言葉の意味です

・「原価(仕入れ値とも言います)」

  ⇨物を仕入れる時の値段です

・「定価」

  ⇨原価に利益をつけて売るときの値段です

・「売価(売り値)」

  ⇨定価で売れないとき等に、

   値段を安くして売る時の値段です

・「利益」には、2種類あり

 「定価で売った時」と「売価で売った時」があります

・「割り増し」

  ⇨「原価」に「利益」をつける時の考え方

・「割り引き」

  ⇨「定価」を「売価」にする時の考え方

「文章にすると…ややこしい」ですね

分かりにくかった人は

もう一度、ノートを見てイメージをつかんでくださいね

割り引き

「割り引き」は、買い物の時に

見たことがあるかもしれませんね

「割り引き」の問題の

やり方は2種類あります

①「割り引き」された「値引き額」を計算します

 「売価」=「定価」-「値引き額」

②「売価」の「割合」を求めます

  20%引きを「割合」で考えると

 「1」-「0.2」=「0.8」となります

 「売価」=「定価」×(1-0.2)

どちらの求め方でも答えを出すことができますが

②で求める方が

  • 計算が1度で良い
  • 中学校での数学で役に立つ ので

 ②でできるようになりましょう

割り増し

「割り増し」は、商売をするとき

(定価を決める)の考え方です

「割り増し」の問題の

やり方は2種類あります

①「割り増し」された「利益」を計算します

 「定価」=「原価」+「利益」

②「定価」の「割合」を求めます

  1割5分を「割合」で考えると

 「1」+「0.15」=「1.15」となります

 「定価」=「原価」×(1+0.15)

どちらの求め方でも答えを出すことができますが

「割り増し」も

②で求める方が

  • 計算が1度で良い
  • 中学校での数学で役に立つ ので

 ②でできるようになりましょう

割合のまとめ

・小数と歩合と百分率

・割合の文章題

  1. 文章から、分からない数(量)を□にする
  2. 割合(百分率・歩合)を小数にする
  3. □の入った「かけ算」の式を作る
  4. □を求めるために「かけ算」か「わり算」で求める

・原価⇨定価⇨売り値

・利益=定価(売価)- 原価

・割り引き… ×(1- 割合)

・割り増し… ×(1+ 割合)

かずのかず

以上、「算数嫌いな人が、

算数を楽しく好きになって欲しい」

かずのかずでした