中3数学

【中3数学】「根号を含む式の計算(乗除法)」の問題 どこよりも簡単な解き方・求め方

前回までで

「平方根」について

学習してきました

かずのかず

こちらで

確認してくださいね

【中3数学】「平方根の値 有理数と無理数 近似値」の問題 どこよりも簡単な解き方・求め方前回、「平方根」について学習しました 今回は、平方根についてもう少し詳しく「平方根の値」「有理数と無理数」そして「真の値と近似値」について一緒にやっていきましょう...

今回は

この「平方根」

を利用して

計算(かけ算・わり算)

を一緒に見ていきましょう

$\sqrt{ ○ }$の乗除法

まずは「乗法(かけ算)」です

$\sqrt{ 2 }$×$\sqrt{ 3 }$は

どうなるでしょうか

ノートの右に

まとめましたが

$\sqrt{ 4 }×\sqrt{ 9 }=2×3=6=\sqrt{ 36 }$

になりますよね

かけ算について

まとめますね

$\sqrt{ a }×\sqrt{ b }=\sqrt{ ab }$

「根号の中の数字どうしをかける」

では次に

「除法(わり算)を

見てみましょう

$\sqrt{ a }÷\sqrt{ b }=\frac{\sqrt{ a }}{\sqrt{ b }}$

「わり算を分数で表す」こと

は今までよくやってきましたね

$\frac{\sqrt{ 2 }}{\sqrt{ 5 }}=\sqrt{ \frac{2}{5} }$

になるのでしょうか

ノートにまとめましたが

両方とも「2乗する」と

「$\frac{2}{5}$」になり

等しいこと

が分かりました

では

わり算について

まとめますね

$\sqrt{ a }÷\sqrt{ b }=\frac{\sqrt{ a }}{\sqrt{ b }}=$$\sqrt{ \frac{a}{b} }$

「根号の中の数字どうしでわる」

$\sqrt{ a }$の形にする $\sqrt{ ○ }$を簡単にする

問題に

入る前に

「$2\sqrt{ 3 }$」とは何でしょう?

「$\sqrt{ 3 }$」が「2こ」を表しています

文字式の考え方

「$2x$」は

「$x$」が「2こ」を表している

ことと同じように

考えてください

では

「$\sqrt{ a }$の形にする」問題

を見ていきましょう

(1)の

$2\sqrt{ 3 }$

↓文字と同じように考えると

$2×\sqrt{ 3 }$

↓2を$\sqrt{ 4 }$にする

$\sqrt{ 4 }×\sqrt{ 3 }$

$\sqrt{ 4×3 }=\sqrt{ 12 }$

このように

考えることができます

(2)は

$\sqrt{ 50 }÷5$の問題です

$\frac{\sqrt{50}}{5}$

↓5を$\sqrt{ 25 }$にする

$\frac{\sqrt{ 50 }}{\sqrt{ 25 }}$

$\sqrt{ \frac{50}{25} }$

↓約分をして

$\sqrt{ 2 }$

と考えることができました

$a\sqrt{ b }$=$\sqrt{ a^2 }×\sqrt{ b }$=$\sqrt{ a^2×b }$

「$\sqrt{ ○ }$の中をできるだけ簡単にする」問題

を次に考えましょう

実は、

先ほどの考え方の

反対を考えます

$\sqrt{ a^2×b }$=$\sqrt{ a^2 }×\sqrt{ b }$=$a\sqrt{ b }$

を利用しましょう

最初の「$a^2$」(外に出る数)

が見つけにくい時は

素因数分解を利用しましょう

【中1数学】「素数と素因数分解」の問題 どこよりも簡単な解き方・求め方「1」×「その数自身」でしか表せない「数」があります このような数のことを「素数(そすう)」といいます 次に素因数分解とは「自然数」を「素数」だけの積の形(○×△)で表すことです この「素因数分解」を使う問題を一緒に見ていきましょう...

練習問題

(1)は

いろいろな方法で

解くことができます

かずのかず

みなさんが

分かりやすい方法で

理解してください

「仕組み」が分かれば

(1)”

のように

「途中の計算」を

頭の中でやってしまいましょう

ノートの下にまとめましたが

しばらく問題を解いていると

$\sqrt{ ○ }$=$△\sqrt{ ● }$

が「勝手に浮かぶようになる」

ので安心してください

(3)は

$\sqrt{ 12 }×\sqrt{ 8 }=\sqrt{ 96 }$

でも答えを出すことは

できますが

数字が大きいと

「計算ミスが多くなる」

のでやめておきましょう

分母の有理化

平方根の計算では

分母に「$\sqrt{ ○ }$」があってはいけない

というルールがあります

では

どうすれば良いかですが

分数の性質

$\frac{b}{a}=\frac{b×c}{a×c}$

($\frac{△}{○}=\frac{△×■}{○×■}$)

を利用しましょう

このことを

「分母の有理化」と言います

ノートの最初に

なぜそうなるかを

まとめましたので

確認してください

分母の有理化(を有理化する)

$\frac{b}{\sqrt{ a }}$=$\frac{b×\sqrt{ a }}{\sqrt{ a }×\sqrt{ a }}$=$\frac{b×\sqrt{ a }}{a}$

これからは

根号を含む計算の時

分母は必ず「有理化」しないといけません

ので注意しましょうね

根号を含む式の計算(乗除法)のまとめ

・$\sqrt{ ○ }$の乗法

$\sqrt{ a }×\sqrt{ b }=\sqrt{ ab }$

「根号の中の数字どうしをかける」

・$\sqrt{ ○ }$の除法

$\sqrt{ a }÷\sqrt{ b }=\frac{\sqrt{ a }}{\sqrt{ b }}=$$\sqrt{ \frac{a}{b} }$

「根号の中の数字どうしでわる」

・$\sqrt{ a }$の形にする

$a\sqrt{ b }$=$\sqrt{ a^2 }×\sqrt{ b }$=$\sqrt{ a^2×b }$

・$\sqrt{ ○ }$を簡単にする

$\sqrt{ a^2×b }$=$\sqrt{ a^2 }×\sqrt{ b }$=$a\sqrt{ b }$

素因数分解を利用する

・分母の有理化

$\frac{b}{\sqrt{ a }}$=$\frac{b×\sqrt{ a }}{\sqrt{ a }×\sqrt{ a }}$=$\frac{b×\sqrt{ a }}{a}$

分母の$\sqrt{ ○ }$を

分母と分子にかけて

分母の$\sqrt{ ○ }$を無くす

かずのかず

以上、「数学嫌いな人が、

数学を楽しく好きになって欲しい」

かずのかずぶろぐでした